岐阜御朱印めぐり その3
大矢田神社、洲原神社参拝のあと、次は刃物の街・関市の関善光寺へ。
ちょっと気になってたので立ち寄ってみました。
関善光寺とは
1753年宝暦年間、関の庄屋広瀬家永年の念願により、一建立で建てられたのが大仏殿(旧本堂)弥陀来迎の姿を顕した岐阜県最大の木造仏といわれる丈六の如来像、脇侍の観音、勢至の二尊の正座をした居住居(いずまい)は注目の的、遠く平泉中尊寺から海路を利用して招来しております。
200年ほど前、寛政年間に長野善光寺大勧進等順大和尚が出開帳の縁により十年余りの歳月をかけて落慶したのがこの本堂、長野善光寺とそっくり、1/3の大きさでミニ善光寺と呼ばれる所以(ゆえん)です。
御本尊には長野善光寺如来の御分身として、輪王寺宮公澄(りんのうじのみやこうちょう)法親王の御念持仏を拝領し、宗教宗派にとらわれず、人々にこの世の安らぎと浄土への希求を元にして近郷近在、遠くは名古屋、関西、関東からも多くの信者が集い講中世話人等により、多くの浄財と寄進を受け、庶民の拠り所としての関善光寺の運営が行われ、今日に至っております。
『関善光寺』は通称で正式名称は『宗休寺』です。しかし、ただ周りがそう呼んでいるというだけでなく、宗休寺自身があらゆるところで関善光寺を名乗っています。
関善光寺の境内
七五三参りの家族連れが多くいました。七五三は神社でやるものだと思ってましたが、お寺でもやるものなんですね。
正面の寺標から『関善光寺』。『宗休寺』を名乗るつもりはないのだろうか?
境内をパノラマ写真で。
右は大仏殿。その次が本堂。左が大日堂。
写真を撮り忘れましたが、行者堂、弘法堂等もあります。
大仏殿(摂取殿)の中央がご本尊『丈六阿弥陀如来』。
大仏というほど大きくはなく約5mです。昔は本堂だったそうです。
山のほうへ登っていくと、四国八十八ヵ所ご分身巡り、西国三十三観音ご分身巡りができます。
石の階段がなぜか下傾斜なので雨のときはかなり滑りそうです。
そして、関善光寺の見所はやっぱり大日堂の大日如来像。
2015年にラグビー日本代表・五郎丸歩選手のルーティンポーズにそっくりと話題になったあの仏像です。
だからといって、何か特別なことがあるってわけじゃないんですが。
大日堂の隣に「大日如来」と書かれた何も乗っていない台座がありました。元々はここに大日如来像があったのでしょうか?
御朱印は本堂でいただけます。300円でした。
御朱印にも関善光寺です。
まとめ
紅葉の名所ではあるようですが、ちょっと早かったのか、それほどでもなかったです。
一年ほど前にニュースに取り上げられたような観光客が殺到という状況はなく、大日堂に自由に出入りでき、写真も撮り放題でした。ブームに乗り遅れ感はありますが、1年遅れくらいに乗るのが混雑もなく丁度いいです。
2019年には日本でラグビーワールドカップがあるので、そのときまで五郎丸選手が活躍していればブームの再来があるかもしれません。
本堂には戒壇巡りがありますが、ここの戒壇巡りは日本で唯一の卍型になっているそうです。機会があれば次回は入ってみたいと思いました。