滋賀・鶏足寺 ~湖北の紅葉名所
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鶏足寺で紅葉狩り
少し前ですが滋賀県長浜市の紅葉の名所・鶏足寺へ紅葉狩りへ行ってきました。
若干、紅葉の盛りには遅い感じでしたが、落葉もきれいなのが鶏足寺です。
鶏足寺とは
鶏足寺は己高山の中心寺院であった観音寺の別院であったもので、伝承によれば天平7年(735年)、行基によって開基。いったん荒廃したものを延暦18年(799年)最澄が再興したという。文永6年(1269年)下野国・薬師寺の慈猛が、それまで天台・真言宗、兼帯であったのを真言宗に改宗しました。
鶏足寺跡とされる寺院跡は己高山の山頂近くにあります。山麓の古橋地区から徒歩15分ほどの山中にも「鶏足寺(旧飯福寺)」と称する寺跡があり、現在では秋の紅葉の名所として知られています。
山麓の古橋地区の与志漏神社(よしろじんじゃ)境内には薬師堂、大日堂のほか、己高閣(ここうかく)、世代閣(よしろかく)と称する2棟の収蔵庫が建ち、鶏足寺や関連寺院に伝わった仏像などはこれらの収蔵庫にて収蔵・公開されています。
山中の鶏足寺と与志漏神社の境内
鶏足寺は、山の中にあるので車で近くまで行くことができません。
紅葉時期には臨時駐車場が多くあるようです。『与志漏神社』付近がメインの駐車場みたいですが、最初に見つけた看板に従ってしまい、少し遠い駐車場に停めてしまいました。
早朝に行ったので、駐車料金も徴収されませんでした。
朝8時くらいに着きましたが、すでにカメラマンが10人ほどきていました。
山中なので、日が差し込むのが遅く、朝8時くらいだとまだ日陰です。
鶏足寺へとまっすぐのびる参道の両脇に紅葉、そして参道には落葉の赤い絨毯です。
参道の入口部分が立ち入り禁止になっていて、落葉を保護してあります。ここが撮影スポットですね。
鶏足寺の本堂ですが、人は常駐しておらず廃寺状態です。
山から降りてくると途中には屋台等がでています。
廃寺になっている鶏足寺と戸岩寺の仏像が『己高閣』『世代閣』という文化財収蔵庫に収められています。
『己高閣』『世代閣』の拝観受付で御朱印がいただけます。
鶏足寺の十一面観音、戸岩寺の薬師如来、魚籃観音。この3種類の御朱印がいただけます。
書き置きというか、明らかにプリントで1枚200円ですが、基本3枚セット600円でいただくことになります。
魚籃観音の御朱印にいたっては日付のスタンプも忘れられていました。失敗御朱印です。
拝観料は500円でした。山中か駐車場で協力金を払っていると割引されるようです。
己高閣。こちらには鶏足寺の十一面観音像、他の仏像群が収められています。
世代閣。こちらには戸岩寺の薬師如来像、魚籃観音像、他の仏像群が収められています。
『己高閣』『世代閣』は『与志漏神社』の境内にあり、その他にも寺院跡がありました。
旧戸岩寺
与志漏神社の拝殿
与志漏神社の鳥居
まとめ
紅葉はだいぶ散っていましたが、落葉の赤い絨毯も悪くなかったです。
なかなか紅葉と落葉の両方がきれいに見れる時期に来るのは難しいとは思いますが、また来ることがあればそれを狙ってきたいものです。
今回は参拝というより、写真撮影がメインでした。